ママにゃーのブログ

一型糖尿病の主婦の日記

10 思っていたより、長生き…?(一型糖尿病と人生設計)

こんにちは、一型糖尿病の主婦、ママにゃーです。

発病25周年記念に始めたこのブログです。

自分史の流れとしては、
1:就職活動で苦しむ
2:就職内定後、病気発覚
3:就職後の研修中、摂食障害で入院
4:退院後復職(楽な部署)
5:復職した部署で、現在の夫と出会う
6:結婚1ヶ月後、職場を異動(もっと楽な部署)
7:長男出産、育児休暇1年取得
8:長男小学校入学時、長女出産、育児休暇3年取得
9:復職後半年、退職
10:長男の小学校PTA会長に

その後も地味に色々あって、現在長男は大学生、長女は中学生です。

それで、今になって思うのは、
『ワタクシ、思っていたより長生きするのかも…』という事です。

発病時、絶望の中で
『もう人生終わった!仕事も無理、結婚も、出産も無理だわ!』
『いずれ失明して、人工透析で動けなくなるのね!』
『今まで真面目に生きてきたのに、無意味だったわぁ!!』
と、相当に思い詰めていました。

でも発病25年経って思い返せば、
一応15年間勤続して、
今も週1回パートに出ているし
結婚・出産もして、普通にお母さん体験もできたな、と
当時の空騒ぎを、遠く感じています。

なので、お若い糖尿病患者の方には、こうお伝えしたいです。
『大丈夫、普通の糖尿病患者は、思っているより長生きできます。』

ただ、私が反省していることは、自分が時間もお金も、
何かに復讐するかのように、無駄遣いしてしまった事です。

『どうせ自分は早死にするから』と、

できることは今のうちに何でもやっちゃおう!と、
変なハイテンションで各種テーマパークに通いつめたり、
分不相応な、お試し一泊クルーズ旅行に、
場違いな普段着で参加してみたり、
長男の中学受験、大学受験に必要のないお金をかけたり、
そんな無駄遣いをしてしまいました。

そうやって太く短く生きるはずが、
案外この先、細々とやって行けそう…?
と、やっと気づいたのは、息子が進学で家を出たタイミングでした。

最近CMで見る、『ライフ プランナーさんに相談』
『ファイナンシャル プランナーさんに相談』
というイベントは、わりと普通に行われているのでしょうか?
人は、この先の人生設計を、いったいどの時点で立てるものなのでしょうか?

私は未だに『FPさんに相談』はできていませんが、
実は、先日マンションのローンを借り換えしまして、
今までの生活を見直したのです。

元々が共稼ぎ世帯で、
ざっくりざっくり日々の支出を賄い、
日々の生活を回すので精一杯、
外食・中食を多用して(糖尿病なのに?)
たまに休みが取れれば、とっ散らかった家を後にして行きたい場所へ行き、
貯金はできるときにすればいいや、という家庭でありました。


そのキリギリス的な生活の基盤に有った考えが、

『どうせママは、長生きできない』

という思い込みであったわけです。
言い訳ですよね。

糖尿病だから、人より健康寿命が短いから、
自分には享楽的に生きる理由がある、と言い訳して
雑に日々を流し、
自分の人生の後半で、そのツケを払う。

割と最悪のライフプランですよね!

なので、当時の自分への言葉をかけるとすれば、
『大丈夫、わりと長生きはできるよ。それより丁寧に日々を送ろう?』です。

ホントに、日々は学びです!
医学も人生哲学も、日進月歩で広大です。
この先の生活はどう変わるか、変わらないのか、
自分の姿勢や考え方も、いまだ流動的です。



…ママにゃー、今回かなり書き直しましたね。
そうなんです。まだ、先の事は分からないので、

命をほんの少しだけ、前借りしたんだ

by椎名林檎「青春の輝き」
ぐらいに止めて置きたい、って願ってます。
この先どうなって行くにせよ、
どうか命を、前借りし切ってしまいませんように…