ママにゃーのブログ

一型糖尿病の主婦の日記

13 糖尿病と合併症(?)

こんにちは、一型糖尿病の主婦、ママにゃーです。

『糖尿病と合併症』
重い、重すぎる話題です!
でも避けては通れない。

と言うより、それを何とか避けて通るために、
患者は日々血糖を測定し、
注射量・運動量・食事量のバランスを取ろうと
四苦八苦しているわけでございます。

ワタクシが初めて、自分の身体に違和感を覚えたのは、
背中の痛みでした。
静電気が走るような痛みが、突然ピリッと走るのです。

第一子出産後、クールでクレバーな女医さんの下を離れて、
担当医がお若い女医さんに代わりました。
ワタクシより年下という事で、女医さんには遠慮もあったのでしょうか。
受診中、生活指導に話が及ぶことはほぼなく、
血液検査の結果を聞いて、インシュリンの処方を受け、
次回通院日を決めるだけに、通院しておりました。

血液検査データも毎回変わり映え無く、思わしくなく、
暫くした頃、『静電気っぽい痛み』が気になり始めました。
何だろう、このハッキリとした、瞬間に消える痛みは?

これが、有名な3つの合併症の一つだろうか?
眼底出血・腎不全に続く『神経障害』だろうか?

次回通院で、お若い女医さんに
『最近、静電気みたいな痛みが走る時があって、神経障害でしょうか?』
と怖々質問しました。

先生は、『そうですね、痛み止めではないけれど、お薬出しておきますね。』
と仰って、次回の予約を取られた、と記憶しております。

いやいやいやいや、ちょっと待ってください、何か検査なり
無いですか??と私が思ったかどうか、
先生も何か助言のようなものがあったのかどうか、
記録に取っておかなかったので、正確ではないのですが。

出された薬は、捨てました。

捨てるなら、断ってね?
税金の無駄遣いだよ、ママにゃー?

患者というものは、色々不安を抱え、
担当医との短い会話の中で、
話を盛ってみたり、過少申告してみたり、
色々してしまうのですよね。

怒ってほしかったり、指導してほしかったり、
フォローしてほしかったり、色々ワガママだったりします。

付き合いきれない、と感じる医療関係者の方がいらしても
ご無理はないと思います。

ただ、もしできるなら、患者は病気の素人なので、
患者が『新しい症状を報告した』際は、定型的な流れとして、
一応受け止めて、少し検討して頂けたら有難いな、と思ったりします。

そうして頂ける事で、患者自身も、その症状を受け止める事が
できるような気がします。

また逆に、この時の学びとしては、患者は自分の不安を、
分かりやすく担当医に伝えた方が良い、という事です。
自分の体感している症状を、リアルに体感できるのは、
自分だけだという事を忘れてはダメですね。

それ以降、保険証と、診察カード、血糖測定ノート、予約表と一緒に
小さなノートなどを用意して、
インシュリン以外の、注射針や殺菌用のアルコール綿など
必要物品の自宅在庫をメモし、
前回の診察から、今回までに感じた体の不調や疑問をメモして、
ノートを見ながらお伝えするようになりました。
このメモは、その後は役立つデータにもなります。

それが、私の初めての合併症体験です。

その後、若い女医さんには、担当医の変更をお願いいたしました。
すぐ、受け入れられて、ビックリしました。

なので、私の担当医遍歴は、小児糖尿病担当の火の玉先生、
妊婦担当のcool&clever先生に続いて、
若い女医先生を飛ばして)
ワタクシが初めて入院した時に、研修医でいらした先生、
今も担当医でいて下さる先生、にたどり着くことができました。

さて、これで終わらないのが合併症の怖い所です。
次の合併症体験は…
今、私は『ばね指』という合併症に苦しんでいます。

指が握れない、もしくは逆に握ってしまうと開けなくなったりもします。
それが『ばね指』ですが、手を使い過ぎて、
腱鞘炎をこじらせてなったりもします。
また糖尿病患者さんや、閉経後の女性にも比較的多く見られる、
などとネットにもあります。

寒くなると、ただでさえ手がかじかむ上に、ばね指。
色々と生活に差しさわりが出ます。

しかし整形外科に行って、指にステロイド注射をしていただくと、
劇的によくなります。
ところが、そのステロイド注射をし過ぎると、最悪の場合、
手の中の腱が切れて、手が使えなくなる場合があるそうです。
なので、ステロイド注射を何度しても、繰り返しばね指となるのであれば、
最終的には手術をすることになります。

現在私は、『何度ステロイド注射をしてもばね指になり、
手術をする』、という行程を二度繰り返したところです。
体感的に、そろそろ三度目の手術かな、と感じて、
もうグーッと落ち込んでおりました。

注射も頻回になると、整形の先生も不安がっているのが伝わってきて、
嫌なものです。
積み木のゲーム、ジェンガみたいな感じです。
『自分が注射した時に、この人の指の腱が切れて、
万が一、医療事故とか言われたらいやだ!』
とは、仰いませんが。


『手が使えないなんて、自分も人生終盤だね…』
なんて暗く考えていた時、
患者会で出会った、同じ糖尿病のお姉さんから、
『それ、更年期と関係あるんじゃない?』とご指摘頂きました。
『更年期????』

新しい視点!
新しすぎて、全くワタクシの頭にありませんでしたが、
確かにつじつまは合うのです。
ばね指の説明で『閉経後の女性にも多い』とあったし、
このグーッとした落ち込み?は、ワタクシのもともとの性格というより、
更年期症状の一つだったりするのかしら?

早速小さなノートに書き込んで、次回、先生に相談してみよう!

ママにゃー、でも基本はすべて
食事と注射量、運動量のバランスだよ?
更年期のせいだ、って期待し過ぎないでね!