ママにゃーのブログ

一型糖尿病の主婦の日記

06 糖尿病と摂食障害③

 こんにちは、一型糖尿病の主婦、ママにゃーです。糖尿病と摂食障害の③です。

前回更新から、すごく時間が経ってしまいました。

過食症について、自分の経験については、言い尽くした気がしてしまったのかな?


いえ、そうではなく、古傷を確認する作業が、思ったよりも重たかったのです。

『終わったもの、乗り越えたもの、自分とは遠くにあるもの』

と考えた方が、今の毎日が楽でした。



 

人格の成熟 (同時代ライブラリー)

人格の成熟 (同時代ライブラリー)

↑ 本の紹介、したいと思います。
この本、入院中、若い先生にクリスマスに頂いたものです。
きっと、私に色々説明して先生の貴重な時間を取られるより、
これを読め!というメッセージだったのでしょう。

私が定規と赤ペンで、傍線を引きながら精読した、最初で最後の本です。(多分)
『人格の成熟』アンソニー・ストー
同時代ライブラリー92 岩波書店

当時の私は、真面目で堅苦しく、いわゆる『良い子』で、
自分の頭で物を考えない…そんな子どもでした。
ただちょっと目端が利いて、要領よく課題をサボったり、
大学途中で進路を変えるなどもあったので、
自分では、自分の事を
『海外旅行の好きな、インターナショナルな国際人』??だと思っていた、
少なくとも、そうなりたいと思っていたのです。

今、この本を再読して思う事は、
体育会系部活動は、人生の役に立つなぁ
という事です。
体育会系部活動とは無縁で過ごした自分の青春を振り返って、
深く反省。
部活で学んでいることは、そのスポーツだけではなく、
他人とのかかわり方、自分との向き合い方、なのですよね。


本文から、ほんの少し、引用してみますね。
>>ここが本からの引用部分<<
⇒『○○○』、○○○はママにゃーの解釈部分です。

人間は誰も、その基本的な資質のいかんに関わらず、ある種の調和、一つの内的全一性、
さらには自己と世界の間の一つの満ち足りた関係、といったものに到達する可能性を、
生まれながらにして備えているのだ

⇒『自分らしく生きるしかないよ』

患者が一層本当の自分らしくなっていけるように手助けすること、
…これがセラピストの仕事である。

⇒『無理して自分らしさを押し殺していると、セラピストのお世話になっちゃうよ』

仲間の存在が、自分の隠れた才能を発揮する障害になるどころか、
かえってその助けとなってくれるものだということ

⇒『孤独すぎると、自分が分かんなくなっちゃうよ』

人間の不平等がどんなに大きなものであろうと…
人間は、自分が人間であるという事実を共有しているのであり…
この事実によってたがいに情緒的にむすばれている

⇒『試合でダメでも、気持ちの良いヤツっているよね』 以上。

ママにゃーの解釈は、非常に偏っていて、限りなく恣意的に過ぎるのですが、
やっぱり読めば読むほど、深い本です。

学生時代、①他人とのかかわり方、②自分との向き合い方、を学ばずに来た私は、
就職と1人暮らしと糖尿病の発症で、急遽①、②について習熟せねばなりませんでした。
それを理論的に説明してくれたのが、この本。
実際に学ぶことになったのは、日々の仕事と闘病でした。

そして、その学びは今も続いています。
娘の部活動、夏合宿同伴で、実感。
…他人の評価に、今も弱いママにゃー!
なんだよ、がんばれ!