ママにゃーのブログ

一型糖尿病の主婦の日記

07 糖尿病と摂食障害④

こんにちは、一型糖尿病の主婦、ママにゃーです。
糖尿病と摂食障害の④です。

摂食障害、前回は『人格の成熟』という本を紹介しましたが、
それは私が、人格の成熟が、摂食障害の根本的な解決になるんだな、と
思うからです。

何故、自分が糖尿病になってしまったのか、
何故、自分は摂食障害で苦しんでいるのか、
当時私は、延々と悩んでおりました。

『それは、一度、置いといて』
と思えるようになったのが、生活を立て直す、初めの小さな一歩でありました。

一型糖尿病は、突然膵臓からインシュリンが出なくなる病気で、
長期的な、偏りのある(膵臓への負担の大きい)生活態度によって、
膵臓機能が徐々に落ちていく二型糖尿病と比べると、
本人の受ける『何で自分が??』感が大きい病気です。

『真面目に生きてきたのに!』
『お菓子しか楽しみ無いのに!』
『何で私が糖尿病に!!』
当時の私の落胆と怒りは、一人暮らしのわびしい生活を、より荒んだものに致しました。

ここが、赤ちゃんぽいですよね。

望んだ結果が得られない時は、かんしゃくを起こす、的な。

自分の体に優しくない事は、例えそれが一瞬楽しくても、控える。
成熟した大人なら、できる事です。

でも、大人の中にも、心に赤ちゃんのいる人、少なくはないと思うんです。
『分かっちゃいるけど、止められない』ありますよね。
ダイエット、禁酒、禁煙、その他色々…

25年前、発病後すぐ、3か月間主食はほぼ口にしない、
今でいう『炭水化物抜きダイエット』を実践しました。
結果体重は10kg減、筋肉も落ちてフラフラでした。
その後、当時血糖測定の代わりに行っていた尿糖チェックをしたところ、
結果は⇒『糖尿病です』

…なんだよ…(・_・)⤵

もう、がっかりです。
健康な日本の若者なら、誰でも手にできる、小さな幸せ(お菓子)が許されない。
気持ちの中で、幼い自分が床に転がりまわって、大声で泣いておりました。

摂食障害が、病気としてなかなか認知されなかった理由として、
初めは自分で意図的に始めた習慣である、という事があるかと思います。
拒食症なら『食べれば良いよね?』と言われ、
過食症なら『食べなきゃ良いよね』と思われる。

自分から始めたことが、自分では止められなくなる。

若き日の自分には、そんな事があるなんて、想像できませんでした。
『意思弱いだけでしょ』なんて思っていたのです。

逆に、意志が強すぎるから、摂食障害になってしまうのだ、と今は思っています。

『人間だって動物です。』
『何でも自分の意思でコントロールする事はできません。』
『自分の心と身体の声を聴いて、頭の言う事だけを聞いてちゃ駄目だよ。』
当時は、そういう自然環境配慮、エコロジーナチュラル志向な助言は
一般的ではありませんでした。

そして、自分をストイックに追い詰めて、
あるところで全てを諦めて、自暴自棄に自分を傷つけて見せる。
この『見せる』という心理。
見逃せませんね。赤ちゃんぽさ、チェック入ります。

私の摂食障害理解は、以上です。
生真面目で、幼い性質が係わっている、と思います。
なので、
不真面目で、大人っぽい性質を身に付けることで、
卒業方向へ向かえる、かもしれません。

ただなんとか摂食障害は卒業しても、
糖尿病の食事療法に終わりはないので、
私は、今も一歩一歩、歩いております。

お菓子を好きなだけ食べることはできなくても、
低血糖になれば、食べざるを得ませんし♪

たまにはグッタリ過ごす日があっても、
マイペースに、柔軟性のある日々を
真面目に?送れたらたらいいな、と思っております。


ママにゃー、一日一歩!