04 糖尿病と摂食障害 ①
こんにちは、一型糖尿病の主婦、ママにゃーです。
摂食障害…大きな問題、複雑な問題、
トリッキーな話題です。
…ここまで書いて、既に疲れてしまいました...
お茶入れて来よう!
さて、糖尿病は血糖コントロールが全ての鍵で、
血糖コントロールさえできていれば、
健康な普通の人と、全く変わらない人生を送れる、
と言われます。
血糖コントロールは、食事量・薬の量・運動量のバランスを
取ることで、検査で安定した値を叩き出すことができます。
HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー 正常値4.6~6.2)です。
因みにママにゃーは、A1c7%代だと、担当医に褒められます。
体重にこだわる事が良く指摘されます。
糖尿病患者は、A1cの値に気を付ける事を、
非常に求められます。
若い女性が体重の値が下がる事に安心し、
幸せを約束されるように感じてしまうように
糖尿病患者はA1cが下がることで、
様々の合併症の不安から自由になり、
健康を保証されたように感じてしまうのです。
お医者様も、周囲の人も、良かれと思ってプレッシャーを
かけて下さったりしますよね。
私の場合は、そのプレッシャーを自分で何倍にも膨らませて、
自分を追い詰めていました。
また発症と就職が同時期だったので、
①就職で実家を離れる、
②新しく不慣れな職場に入る、
③新しく闘病生活に入る
の三連打で、完全に機能不全を起こしていました。
朝起きて、職場に行って全力投球、
部屋に帰って、片付けを済ませると、モグモグタイムが延々続いて、
気を失うように眠りにつく…
職場の人も私の糖尿病は知っていて下さって、
何かと配慮して頂いておりました。
でも、毎月の診察で、担当医に
『心療内科で入院してみようか』と言われたのは、
年末近くなったころであったと思います。
スクラップ帳、
入院中、自分で作っていたんですが、
今言うところのインスタグラムですかね?
年末らしく、クリスマスカードや貰ったお手紙など貼っています。
入院して、まず、カウンセリングを受けます。
自分の生い立ちなど、自分の話をこんなに聞いてもらったことは、
生まれて初めてでした。
入院中は、週単位でカリキュラムが組まれ、
担当医のカウンセリング、
グループセッション(同じ病気の人で、話し合う)
箱庭療法、等の色々な治療を受けます。
また起床から就寝まで規則正しい生活と、規則正しい食事、
入浴や洗濯など、生活全般がテンポ良く繰り返されます。
何も考えられないくらい疲れ切って入院した患者たちが、
徐々に考え始め、生活を自分なりにカスタムしていきます。
色々な悩みやストレスが、やけ食いで収まるわけは無いのに、
食べてしまうのは何故なのか。
自分が当たり前と考えていた事を、カウンセリング中に、
『それは何故なの?』と聞かれて驚いたことを覚えています。
私の場合、妹の進路について自分が口を出す事を、
当たり前だと思っていたのですよね。
担当医に強い口調で、何故?と問われて、
はぁ、疑問を持つべきことなのか、と気づかされました。
…箱庭療法については、また次回挑戦いたします。
今回は重い話にお付き合いくださって、有難うございます。
この頃は、ママではなく、ママにゃーでも無かった…
ママには一生成れないのかも、と悩んでいたのでした。